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娘の友だちのおばあの家で、バーベキューをしてもらいました。大家族の仲間に入れて
宮古の言葉は、文字に書くことも、発音することもできない言葉がいっぱいで、びっくり。むずかしすぎて、覚えられたのは「タンディガ タンデ(本当にありがとう)」だけ。
大阪に帰省しています。
いい道ができて、ぐぐーんと近くなった白浜。やっぱり、海がきれいです。
白良浜も大好きですが、その先の江津良海海水浴場は、小さな子どもでもシュノーケリングができる岩場と砂浜の両方があって、最高!!透明度も高いので、黄色い熱帯魚やしましまの熱帯魚の群れ、光るカニに水玉模様のフグ、子どもたちは大感動していました。
こちらは、白良浜。
こちらが、江津良海海水浴場。
砂浜から見る、花火は大迫力!!!きれいだったな〜〜〜。
はじめて来たラオス、ルアンパバーンは、私も、一緒に行ったみゆきちゃんも「今まで行った中でいちばん大好きな国」になってしまったほど、本当に素敵なところでした。
なにより人がやさしいのです。そして街全体に流れている「おだやかな気」が私の心と体をほぐしてくれました。東京にもどっても、ふとルアンパバーンで出会った人の顔を思い出すと、ほわっと心があたたかくなって、「私もやさしくなろう」と思えるほどです。
徒歩でもまわれてしまえそうな小さな街に4日もいたら退屈しちゃうかも、と出発前に心配していたのが嘘のように、毎日楽しく充実し過ぎて怖いくらいでした。
手仕事が好きな人、自然が好きな人には、本当におすすめです!女の子同士でも、家族旅行でも楽しめるはず!何より物価が安いのもうれしいです。
数年後には、ルアンパバーン国際空港ができるそう。日本から直行便が飛ぶようになったら、家族と一緒に必ずもう一度、行ってみたいと思っています。
日本でも東北や新潟など、神棚に切り紙を飾る風習があります。
その素朴で美しい切り紙にとても惹かれているのですが、こんな遠く離れたラオスの山岳民族(モン族、ヤオ族)の神棚にも同じように素朴で美しい切り紙で飾られていることをはじめて知り、とても興奮しました。
モン族もヤオ族もルーツは中国らしいので、同じ所からはじまった文化だから、こんなにも惹かれてしまうのだと思います。
山岳民族の多くはアニミズム(聖霊崇拝)ですが、ラオス人のほとんどは仏教徒。仏教の切り紙も発見したのですが、こちらは日本の高野山の切り紙「宝来飾り」に似ています。
そもそも切り紙は宗教に深くかかわるものだということを再発見しました。
ルアンパバーンでは、毎朝5時半から6時半ごろ、托鉢が行われています。
道の端に座った地域の人々が、もち米やお菓子、飲み物などを列になって歩くお坊さんに喜捨します。
お坊さんたちが、食べるものはすべて地域の人によって用意され、そうすることで徳を積むことができるのだそうです。お坊さんの食事は、朝と昼の1日2回だけ。昼の食事の後は飲み物だけが許されるそう。お坊さんのなかには、まだ幼い少年もいて、おなかをすかしながら修業をがんばっているんだろうな。
私がこの旅で、一番心に残ったことがあります。
お坊さんたちから托鉢のおこぼれをもらってまわる子どもたちの姿が目にとまりました。はじめ、この子たちは、なにをしているんだろう?と気になり、子どもたちの持っている大きなカゴの中をのぞいてみたのです。
すると、そのカゴを持っていた子どもが、私に「ほしいの?あげようか?」とニコッと笑いながら渡してくれようとしたのです。
あとから、托鉢のおこぼれをもらうのは貧しい子どもたちだと知り、その大事なごはんを観光客の私に気軽に分けてくれようとするやさしさに、とてもとても感動しました。
「たくさん、もらったから分けてあげる」そんな当たり前だけれど、なかなか実行できないやさしさが、この街の人にはめぐっているように思えました。
竹編みのワークショップをしたOck Pop Tokのカフェにあったクッションが、かわいいなあ、きれいだなあと思い何気なく写真を撮っていました。よく見ると、ものすごく細い糸で、ものすごく細かいアップリケや刺しゅうがされています。
まさか、一針、一針、手で刺している何なんて、このときは思っていませんでした。
モン族の村を訪問して帰る途中、民族衣装を着て水汲みに向かうおばあちゃんを発見!
お祭りやお正月のときくらいしか着なくなっていると聞いていたので、「待って〜!写真を撮らせて〜!」とお願いすると快く笑顔で写真を撮らせてくれました。
おばあちゃんの腰に巻いているベルトのようなもの。これはカフェで見たクッションと同じ!!
そうか、古い民族衣装をリメイクして作っていたんだ。
「この刺しゅうは、おばあちゃんが刺したの?」と聞くと「そうだよ。」の答え。すごい!きれい!
さらに、歩いて行くと家の庭先で刺しゅうをしている女の人たちを発見。
またまた、「見せてくださーい」と近寄ってみてびっくり!!!
まさに、あのベルトの刺しゅうを刺しているではないですか〜〜〜。
「うそでしょう?」と思うほど細かく正確な刺しゅう。ハサミだって針だって、普通のもの。特別な物などなにひとつありません。親から子へ教えられ、できるようになると言いますが、鉛筆の下書きなんてどこにも見当たらないし、できることならイチから教えていただきたいくらいでした。
この日から、私はこのモン族のベルトばかりが目について、古着の切れ端のようなベルトの刺しゅうをいろんなところで買いました。なににリメイクしようか、考え中です。
旅に出る前にネットでラオスのことを調べているうちに、たくさんの山岳民族がいることを知り、その華やかな民族衣装や手仕事にとても興味がわいていました。ルアンパバーン空港に到着したときにホテルまで日本語ガイドをしてくれたkyoくんが、モン族の村へ訪問できるツアーがあると言っていたので、彼のいるハッピースマイルツアーに行ってみました。
色んなツアーがありましたが、なかでも私が惹かれたのは、車で1時間半、その後2時間半のトレッキングをして電気も水道もトイレもないモン族の村へ訪問し、家庭料理をみんなで食べるというツアー。しかも、その村にはこのツアーができるまで、外国人が誰も訪れたことがない村だといいます。
言葉が分からないまま、そんなディープなところに行くのは不安ですが、親切でやさしく日本語の上手なラオス人のkyoくんがガイドをしてくれるのだったら安心です。当日は、朝の9時にホテルまで迎えに来てもらい、ガイド見習いでモン族の大学生ビーくんも加わり、出発しました。
まずは、市場でおみやげに生きたニワトリ!と野菜、フルーツ、ミネラルウォーターを買うことに。(みゆきちゃんは、そんなにも新鮮なニワトリを食べるのははじめてだと、少々ビビる)
↓ちゃんと値切って買いものをするしっかりもののガイド、kyoくん。
買いものを終え、1時間半のドライブの後は、2時間半の山登りのスタートです。
途中、川で洗濯と入浴をする家族とすれ違う。大人の人も川で体や髪を洗っています。
歩いて、歩いて、歩いて。バナナを食べながら、歩いて、歩いて。ぜーぜー言いながら歩いてやっと、村が見えてきました。
最初に見えてきたのはカム族の村。竹で編んだ高床式の家が特徴です。玄関先には竹で編んだ魔よけの飾りがどの家にも飾ってありました。
しばらく歩くと、パチンコで鳥を打とうとしている男の子たちを発見!
石を拾っては、木の上にいる鳥を狙っています。鳥をとって、どうするのかと思って見ていたら、足にひもをつけて遊ぶ子もいれば、すぐに焼いて食べる子も!さすが!
自分が珍しい外国人だと扱われたのは今回がはじめてかもしれません。子どもたちが、恥ずかしそうに、でも興味深そうに私たちについてきます。声をかけるとキャー!と逃げてしまうのですが、子どもたちの数がどんどん増えていく!ブレーメンの音楽隊のよう!デジカメに映る自分の姿にみんな興味深々!!
それにしても、子どもたちのかわいらしいこと!そして、みんな兄弟のめんどうをよく見ること、よく見ること。5歳くらいの子どもが赤ちゃんをおんぶして、赤ちゃんも必死にしがみついているんだからえらい!
本当に小さな集落ですが子どもがとても多いので聞いてみると、女の子は13歳くらいで結婚して子どもを産むのだそう。私が会った女性も20歳くらいでしたが4人の子どものお母さんでした。モン族の人は大人でも、とても小さいので(私が身長153センチなのですが、それより小さい人が多い。)、まだまだ少女にしか見えません。兄弟が5人以上はいるようなので、昔の日本人のようにたくさん子どもを産むようです。
子どもたちに年を聞いても、自分の年齢を知らない子どもがほとんど。大体の年齢になると小学校に行き、モン語ではなくラオス語で勉強を学ぶそうですが、勉強できない子どもも多いようです。
それでも、ここでは自給自足の暮らしで満たされ、食べ物には困らないせいか、貧しいけれど豊かな暮らしをしていることが、人々の穏やかな顔にあらわれているように思いました。
村の小学校に行ってみたら、ちょうどみんなが帰ってしまったあとでした。
今回訪問させてもらったおうちがこちら。(子どもはみんな、ついてきたよそんちの子)
電気がないので、目が慣れるまで家の中は真っ暗でなにも見えませんでした。家の中といっても下は土で、すきまだらけ。電気も水道もお風呂もトイレも家具もありません。ここは山の上だし朝晩は、とても寒そうです。「どうやって暖をとるの?」と聞いてみたら、家族みんなが囲炉裏に集まっていれば暖かい!のだそうです。
お母さんが持参したニワトリや野菜で料理を作ってくれています。
お母さんが料理を作ってくれている間に、ご近所のお宅を訪問。
一軒目は、父親がシャーマンだというおうちで、切り紙で作った神棚がありました。村で病気の人や、悪いことが起こると、この家で生贄になる動物をささげてお祈りをするのだそう。
モン族の人の信仰は、アニミズム(聖霊崇拝)なので、聖霊は山、家、風、光などあらゆる物事に存在すると信じられ、村内や山の災いは精霊の怒りだとされています。この精霊の怒りを鎮めるために、自然に根ざした様々な儀式を行っているのだそうです。
シャーマンは、誰でもがなれるわけではなく、選ばれた人のみがなるのだそうです。
家の玄関、台所、寝室などに厄除けのお札が貼ってあって、こういうところも日本人と似ているなあと思いました。「いいことがいっぱいやってきて、悪いことがはいってきませんように。」というおまじないだそうです。
2軒目は、庭先で自分の民族衣装を刺しゅうしていた娘さんのいるおうち。自分の写真を持っていないのでたくさん撮ってとお願いされました。届けてあげたいと思います。
そうこうしているううちに、お昼ごはんのできあがり。モン族は日本人と顔も似ていますが、お米を主食にしているところも同じです。メニューはゴーヤのチキンスープ、ゆで鳥、野菜炒め。日本人としてびっくりしたのは、みんな自分のスプーンで一つのお皿のスープをすくって飲むこと。みんなで鍋をつつく感じでスープをすくうんです。最初はとまどったけど、ほんとにおいしかったので、がんがんすくって食べました〜!
それに、ここで頂くものは体にいいものばかり。「自然な物しかないので、おじいちゃんもおばあちゃんも、歯が丈夫できれいなのよ!」と言っていましたが、ほんとにそのとうり。
食後の水煙草の一服を終え、リラックスするこの家のお父さん。
電気も水道もない暮らしなのに、携帯電話は持っていて、つながるんだから不思議。山の高いところはつながるんだよ、と言っていたけど・・・。
私は、ほんの数時間この村に滞在しただけで、本当のことはなにも分からないけれど、人々がみんな笑顔であったことが、すごいことだと思いました。「サバイディ!」と声をかけると、みんなが「サバイディ!」と返してくれる。知らないふりをする人、聞こえないふりをする人は、ひとりもいませんでした。
あまりに原始的な暮らしを目の当たりにして何度も、「ここは昔の暮らしを再現した民家園的なテーマパークじゃないよね??」と疑いたくなりましたが、本当にここに暮らす人がいて、生活をのぞかせてもらって、世界にはこんな暮らしをしている人がいるんだと心底驚きました。
でも、私のほうがしあわせ!とは一秒も思いませんでした。だからといって私のほうが不幸せ!とも思いませんでしたが、自分ができることを精一杯することが生きることなんだと思います。
ここにいる人たちは自分の今の環境に満たされているから、みんなに欲がなく、やさしいのかな、と思いました。生きる土地が豊かでそれを生かす知恵を持っているから、大きな不安を抱かず、未来を見渡しながらゆったりと暮らせるのかもしれません。
都会で暮らす私が、なんとなく、もっと!もっと!もっと!と思ってしまいがちなのは、やっぱり、自分の近未来に確かなものが見えなくて色んな事が不安なせいなのかもしれません。
旅の途中、色んなところで竹で編んだかごをみかけました。
まずはラオスの主食、もち米(カオニャオ)を入れるおひつ、ティップ・カオ。サイズもいろいろあって、おみやげにも喜んでもらえそうなので市場やかご屋さんで、たくさん買いました。ルアンパバーンの人はきれい好きなのか、あちこちでお掃除する人をみかけましたが、その箒もゴミ箱も竹でできていました。市場で山のように売られていたハーブも、竹ひごで一束、一束結んでありましたし、竹はとても身近な存在のようです。
街から離れた山の中にある村に行ったときに竹林がたくさんあって、すぐそばで竹かごを編んでいる人、庭先で竹箒を作ってる人を見かけ、「近くにあるもので作って、使う。」ことが当たり前の暮らしに、今の自分にはない豊かさを感じずにはいられませんでした。